story2. 朧月夜
「なのは〜な ばたけ〜に い〜り〜ひ うすれ〜・・・♪」「花田色エリア(R4+R50)の黄色に恋する季節」っていうお話。
もうすぐ春ですね〜♪
日本の春といえば桜ですが、名所幸手の権現堂堤の桜との美しいコントラストを描く菜の花畑。初めて訪れたときには、「ちょっと足をのばせば、近くにこんな素敵なところがあったんだ!」と弾む気持ちを抑えきれずに感激したことを覚えています。権現堂堤に限らず、この地域一帯の堤防の斜面一面を黄色に染める菜の花たち。「もう、黄色に恋して。」流れる川の水面の清々しさとともに、元気とやる気を与えてくれますよね。
日本の春といえば桜ですが、名所幸手の権現堂堤の桜との美しいコントラストを描く菜の花畑。初めて訪れたときには、「ちょっと足をのばせば、近くにこんな素敵なところがあったんだ!」と弾む気持ちを抑えきれずに感激したことを覚えています。権現堂堤に限らず、この地域一帯の堤防の斜面一面を黄色に染める菜の花たち。「もう、黄色に恋して。」流れる川の水面の清々しさとともに、元気とやる気を与えてくれますよね。
現在「菜の花」と呼ばれている「アブラナ」は、アブラナ科アブラナ属の植物で、“在来種のアブラナ”と“西洋アブラナ”があります。日本には、農耕文化とともに奈良時代までに伝わり、葉物野菜として利用されていたとのことです。古事記には「菘菜(あおな)」、万葉集には「茎立(くくたち)」という名で登場しています。和名の“アブラナ”とは元々、「種子から油を採る菜(野菜)」の意味で、江戸時代には、行灯用、食用として多くの地域で搾油用アブラナが栽培されるようになったそうです。
アブラナの種子(菜種)から搾った「菜種油」には、過剰摂取によって心臓に害を及ぼすエルシン酸という不飽和脂肪酸が多く含まれています。日本をはじめ東アジアでは、古くから菜種油を食用に用いてきましたが、油を多用する食生活が中心のアメリカでは、食用が禁止されていたそうです。そこで西洋アブラナの主要産国であるカナダの農業研究者によって、エルシン酸とグルコシノレートをほとんど含まない新品種として開発されたのが「キャノーラ品種」で、「キャノーラ油」として普及していますが、その原料の99%以上が海外から輸入されたものです。
アブラナの種子(菜種)から搾った「菜種油」には、過剰摂取によって心臓に害を及ぼすエルシン酸という不飽和脂肪酸が多く含まれています。日本をはじめ東アジアでは、古くから菜種油を食用に用いてきましたが、油を多用する食生活が中心のアメリカでは、食用が禁止されていたそうです。そこで西洋アブラナの主要産国であるカナダの農業研究者によって、エルシン酸とグルコシノレートをほとんど含まない新品種として開発されたのが「キャノーラ品種」で、「キャノーラ油」として普及していますが、その原料の99%以上が海外から輸入されたものです。
純国産しかも小山産の菜種油が、おやま菜の花・バイオプロジェクトとして、熱処理しない無添加圧搾製法でつくられている「小山産なたね油」です。小山ブランドにもなっていますね。がんばれ、おやまのナタアブちゃん!
植物油の中でも菜種油は、悪玉コレステロールを抑える効果のあるオレイン酸が豊富で、また細胞の老化防止や美肌効果に優れたビタミンEも含んでいます。
菜の花は、若くてやわらかい花茎や葉・つぼみを食用にします。特有のほろ苦さがありますが、ゆでると甘味が出てお浸しや和え物にするのが一般的ですね。
菜の花は、若くてやわらかい花茎や葉・つぼみを食用にします。特有のほろ苦さがありますが、ゆでると甘味が出てお浸しや和え物にするのが一般的ですね。
う〜ん、菜の花たべてみたいな!菜種油に春を知らせてくれる菜の花・・・、
そこで、「早春の菜の花と鶏ササミの天ぷら」! 作ってみました。
菜の花のほろ苦さと食感をそこなわない程度の適度な割合に混ぜ合わせて180℃くらいの油でサクッと。つゆでも、塩でも、レモン汁でもおいしい!?
ハーフーハーフーしながら揚げたて熱々をお塩でいただきました。
これはこれは、素晴しい!ジュワッとふんわりササミが引き立てます。実は、みんな試してみたのですが、ビールでも、焼酎でも、日本酒でもいける春の味です。な〜んかほろ酔いの幸せ気分。
そこで、「早春の菜の花と鶏ササミの天ぷら」! 作ってみました。
菜の花のほろ苦さと食感をそこなわない程度の適度な割合に混ぜ合わせて180℃くらいの油でサクッと。つゆでも、塩でも、レモン汁でもおいしい!?
ハーフーハーフーしながら揚げたて熱々をお塩でいただきました。
これはこれは、素晴しい!ジュワッとふんわりササミが引き立てます。実は、みんな試してみたのですが、ビールでも、焼酎でも、日本酒でもいける春の味です。な〜んかほろ酔いの幸せ気分。
自然と口ずさんだのは、そうそう、あの歌、「朧月夜」。
菜の花畠に 入り日薄れ
見渡す山の端(は) 霞(かすみ)ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡(あわ)し
見渡す山の端(は) 霞(かすみ)ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡(あわ)し
里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音も
さながら霞(かす)める 朧月夜(おぼろづきよ)
田中の小路(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘(かね)の音も
さながら霞(かす)める 朧月夜(おぼろづきよ)
霞たなびく春の宵、一面の菜の花畑の上にぼんやりと三日月が寝ている
まるで映画のカット割りのような並列と対比の遠近感のある情景
自然の大きさと生活の単位の小ささ
だれもが、いつかどこかで見たような、あたたかで、せつなくて、愛情いっぱいの日本人の原風景。
「朧月夜」は、自然と人間の営みが同居している美しさをやさしく教えてくれます。ずっと失いたくない大切な花田色の「わが郷土」ですね。
まるで映画のカット割りのような並列と対比の遠近感のある情景
自然の大きさと生活の単位の小ささ
だれもが、いつかどこかで見たような、あたたかで、せつなくて、愛情いっぱいの日本人の原風景。
「朧月夜」は、自然と人間の営みが同居している美しさをやさしく教えてくれます。ずっと失いたくない大切な花田色の「わが郷土」ですね。
しかし、朧月夜は黄砂の影響による気象現象。今の朧月夜は、大陸からの黄砂やPM2.5も飛散してくるようで、春霞といった悠長なことも言っていられない現実は悲し〜い!
それはともかく、
「もうすぐ春ですね♪ちょっと、菜の花畑に出かけてみませんか♪」
「もうすぐ春ですね♪ちょっと、菜の花畑に出かけてみませんか♪」
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